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先天性風疹症候群の症状や生じる確立とは?!予防法や治療法を徹底解説!

妊婦時に風疹にかかると、子どもに障がいや奇形が生じる可能性があることをご存知ですか。
子どもの障がいを予防するためにも、妊娠前や妊婦の方は是非参考にしてください。 

 

風疹といえば、保育園や幼稚園で感染してくるイメージがありますよね。

しかし、実は赤ちゃんがお腹にいる時期でもかかってしまう恐れがあり、生まれた後に障がいや奇形が生じる可能性があります。

 

お腹にいる時期に風疹にかかると危険なことを知らない新米ママさんもいらっしゃるため、特に注意が必要です。

先天性風疹症候群の原因とは

先天性風疹症候群とは、赤ちゃんがお腹の中にいるときにかかる先天的な風疹のことです。

風疹といえば保育園や幼稚園などで感染してくる印象がありますが、先天性風疹症候群は赤ちゃんが風疹の原因となるウイルスと直接接触して感染するわけではありません。

 

妊娠をしている母親が風疹ウイルスに感染にすることで、カラダの中で赤ちゃんに感染してしまうことで先天性風疹症候群が起こります。

 

このように母体と子どもの間で感染することを、垂直感染といいます。

 

風疹は妊婦の時期に特に注意しなければいけない感染症です。

妊婦の時期に特に注意すべき感染症が4つあり、それをまとめてTORCH症候群(トーチ症候群)といいます。
その中の一つに先天性風疹症候群があります。

 

〜TORCH症候群〜

✓先天性風疹症候群
✓トキソプラズマ症
✓サイトメガロウイルス感染症
✓単純ヘルペス

 

症状が出る確立とは?

風疹ウイルスに感染する時期によって、子どもへ感染する可能性が変わります。
また、感染すると目や耳、心臓などに先天性奇形などの障がいが生じる恐れがあります。

 

〜感染し症状の出現率〜
✓妊娠〜4週で感染すると50%以上
✓妊娠5〜8週では35%
✓9〜12週では30%
✓13〜20週では10%

このような形で先天奇形の出現率が報告されています。

つまり、妊娠して早い時期に感染してしまうと、子どもへ影響が及ぶ可能性が高いということです。

 

 

先天性風疹症候群の症状とは

妊娠中に風疹にかかってしまった場合、赤ちゃんに障がいや奇形が生じる可能性があります。

三大症状として、白内障、先天性心疾患、難聴があります。

この他にも様々な症状がありますが、今回はその一部をご説明します。

 

白内障とは

白内障は高齢者がなるイメージですが、実は赤ちゃんでもなります。
白内障は眼の中にある水晶体というレンズの役割をする部分が濁ってしまう病気です。

 

白内障は放置すると視力を失う恐れがあるため、早期に医師の診察を受ける必要があります。

 

脈絡網膜炎とは

脈絡網膜炎(みゃくらくもうまくえん)は、眼の脈絡膜(みゃくらくまく)の炎症と、網膜の炎症が起こっている病気のことです。

この部分が炎症を起こすと、視力低下が生じます。

 

難聴

難聴は聴力が落ち、音が聞こえづらい状態です。

聴力の状態によっては、成長していく段階で補聴器を使うこともあります。

 

動脈管開存症(PDA)

動脈管開存症は先天性心疾患の一つです。

赤ちゃんがお腹の中にいるとき、血液などは母親のカラダから赤ちゃんへ流れていきます。
そのため、肺の動脈である肺動脈と心臓の動脈である大動脈はつながっています。

 

出産後、赤ちゃんは自分のカラダだけで血液を循環させなくてはならないため、生まれた後に徐々に肺動脈と大動脈がつながっている部分は閉まります。
この肺動脈と大動脈のつながりの部分を動脈管といい、生まれてから動脈管が閉じずに残ったものが動脈管開存症です。

動脈管開存症になると、心臓に負担がかかるため治療が必要となります。

 

肺動脈狭窄

肺動脈狭窄は先天性心疾患の一つです。

肺動脈という肺と心臓をつなぐ動脈の部分が狭くなり(狭搾:きょうさく)、血液の流れが悪くなってしまう病気です。

血液の流れが悪くなることで心臓に負担がかかり、心不全になることもあります。

 

精神発達遅延

成長の発達に障がいが生じ、成長が遅れることがあります。

 

風疹の予防方法とは

先天性風疹症候群で最も重要なのが予防です。

 

妊娠する前に風疹の予防接種を受けておくことが、非常に重要です。
女性は妊娠する前に予防接種を2回受けておくと良いでしょう。

 

また30〜50歳代の男性は風疹抗体保有率が特に低いです。
そのため風疹の流行前に予防接種を受けておくことが大切です。

 

風疹の抗体を持っているかどうかは医療機関で調べることができるため、受診して調べても良いでしょう。

 

注意点として、妊娠中は予防接種を受けることはできません。
また接種後2ヶ月は女性は妊娠を避けなければならないため、妊娠を望んでいる方は予定を立て、事前に対応しておくことがとても重要となります。

 

先天性風疹症候群の診断

先天性風疹症候群の診断はどのように行われるのでしょうか。

 

まずは赤ちゃんに先天性風疹症候群の症状が出現しているのかを診察します。
これに加え、咽頭ぬぐい液、唾液、尿などの検査や、採血検査などを行い、先天性風疹症候群なのかどうかを調べます。

 

先天性風疹症候群の治療法

特異的な治療法はないのが現状です。

しかし早期診断・治療、リハビリテーションが望ましとされています。

 

一番重要なのは妊娠中に風疹にかからないということであり、事前にしっかりと予防接種や検査をしておくことが重要です。

まとめ

先天性風疹症候群は赤ちゃんがお腹にいるときに、母親が風疹にかかってしまうことで起こる病気です。

 

妊娠して早い時期に風疹感染してしまうと、赤ちゃんに障がいが生じる可能性があるため、妊娠前の風疹予防接種がとても重要になります。

 

妊娠を望まれている方は、事前に風疹予防接種をしておくとよいでしょう。

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